登園しぶりのある子、どう関わる?発達が気になる子どもの朝のサポート法

「朝、保育園に行くとき“行きたくない!”と泣き出してしまう子、いませんか?」お母さんと離れられず、玄関で泣き続けてしまう…。保育士さんが声をかけても、抱っこしても落ち着かない。“どうしたらいいんだろう”と悩む朝、ありますよね。このとき、どう関わるのがいいのでしょうか?

A:保育士が機嫌をとりながら登園してもらう
B:仲の良いお友だちに声をかけてもらい、自然に登園を促す
C:保護者に30分ほど一緒にいてもらい、落ち着いたら帰宅してもらう
「あなたなら、どれを選びますか?」

「登園しぶり」は“甘え”ではなく、心のSOS

朝の登園しぶりは、発達が気になる子どもにとってよくある姿です。
しかし、それは「わがまま」や「甘え」ではありません。実は、環境の変化や感覚刺激、人との関わりに対する不安から起きていることが多いのです。特に発達特性がある子の場合、次のような背景が見られます。

  • 見通しが立たない不安:「今日何をするのか」がわからない
  • 感覚の負担:にぎやかな部屋や大勢の声で疲れてしまう
  • 切り替えの苦手さ:家→園という環境の変化に対応しづらい
  • 愛着の強さ:お母さんとの安心関係が崩れるのが怖い

つまり、「登園したくない」は、「安心したい」「見通しを持ちたい」というサイン。まずは安心を取り戻す工夫が必要なのです。

朝の関わり方で変わる!登園しぶりへの3つの工夫

① 予告と見通しをもたせる

登園前に「今日は○○先生とブロックをしてから、お散歩に行くよ」と伝えることで、子どもは「自分がどう過ごすか」をイメージしやすくなります。また、前の日に「明日はどんなことをするの?」と一緒に確認するのもおすすめです。登園までの流れを“見える化”することで、心の準備が整いやすくなります。

② 「バイバイの儀式」をつくる

毎朝の別れ際がバラバラだと、子どもは次に何が起きるのか不安になります。そこで、短くてもいいので「いつも同じ形のバイバイ」を決めましょう。たとえば、

  • ハイタッチをしてバイバイ
  • おまじないの言葉(「いってらっしゃいビーム!」など)
  • 小さなぬいぐるみを渡す「安心アイテム」
    この“儀式”が、安心のスイッチになります。

③ 園と家庭で情報を共有する

登園しぶりは、家庭の朝の状況にも影響されます。「夜の睡眠」「朝の食事」「家庭での変化」などを、園と共有することで、保育士が子どもの気持ちを理解しやすくなります。逆に、園での様子を家庭に伝えてもらうことで、「今日は少し泣いたけど、お散歩では笑顔でした」など、保護者の安心感にもつながります。

「どうしても泣いてしまう…」そんなときの選択肢

どんなに工夫しても、なかなか登園が安定しないこともあります。特に、発達の特性がある子は、人・場所・音・感覚に敏感で、毎日が“挑戦”の連続。そんなときは、一時的に家庭でゆったり過ごす時間をつくるのも有効です。

ベビーシッターによる「登園準備支援」という新しい形

仙台を中心に活動する ユニバーサルシッターでは、発達が気になるお子さんの「朝の支援」「登園準備のサポート」を行っています。

こんなサポートが可能です

  • 朝の支度を一緒に行い、登園までの見通しをサポート
  • 保育園に行く前の時間を落ち着いて過ごせるよう環境を整える
  • 泣いてしまうお子さんに寄り添い、安心して“気持ちを切り替える”練習を支援
  • 保護者の「出勤準備のゆとり時間」を確保

「朝が一番つらい時間」と感じているご家庭こそ、
シッターが“朝の伴走者”になることで、家庭と園の橋渡しができます。

「登園できる」だけじゃない、心の安定を育てる支援

登園しぶりの対応は、「泣かずに行けるようにする」ことがゴールではありません。大切なのは、「安心して別れられる」「園でも楽しく過ごせる」ようになること。そのためには、子どもの心のペースに寄り添いながら、段階的に自信を積み重ねることが必要です。

ユニバーサルシッターでは、保育士・発達支援の経験者が、お子さんの発達特性や家庭の状況を理解したうえでサポートを行います。保育園との連携も可能なので、「家庭と園をつなぐ発達支援」として安心してご利用いただけます。

まとめ。登園しぶりの朝を“安心の時間”に変えていこう

登園しぶりは、発達が気になる子どもにとって“成長の途中”にある自然な反応です。焦らず、子どもの「安心したい」気持ちを受け止めながら、少しずつ園生活に慣れていけるように支えていきましょう。

もし、毎朝の涙や混乱が続くときは、ユニバーサルシッター のサポートを取り入れてみてください。朝の数十分が、親子にとって「安心の時間」へ変わるきっかけになるかもしれません。

公式LINEはこちら↓
ユニバーサルシッター公式LINE 

採用情報はこちら
https://hitoreha.com/recruit/

1回記事 : 「お友だちと遊べない子」への関わり方。発達が気になる子どもの支援と家庭でできること
https://universal-sitter.com/sendai-specialneeds/
2回記事 : 「お友だちを押してしまう子」への関わり方。発達が気になる子の行動理解と家庭でのサポート
https://universal-sitter.com/sendai-specialneeds2/
3回記事 : 転びやすい子、どう関わる?発達が気になる子どもの運動発達と家庭でのサポート
https://universal-sitter.com/sendai-specialneeds3/

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

上部へスクロール